17-18シーズンのセリエA総括〜そしてインテルの未来


こんにちは。
くま。です。

今晩はCL決勝ですね。
残念ながら(煽りではありません)ローマがキエフの地を踏めなかった以上、セリエA閉幕と同時に既に来シーズンへと切り替わっているクラスタさんも多いと思います。

とりあえずW杯というフェスティバルまで束の間の休息ですね、この間にゆっくり寝ましょう。笑


ただ、今シーズンのセリエAを改めて振り返ってから夏休みに入るのも悪くはないと思います。
ということで、完全なくま。の主観で勝手に総括していきます。

本当はこの人↓↓↓がやってたし、毎年楽しみにしてんだけど全然働かないんだもん(笑)

なのでインテリスタのくま。が偏らないように気をつけて採点してみましょう。

まずは順位から。
来季からCLが4位までストレートインになったため、今シーズン開幕前はどのチームも補強に力をいれてましたね。

近年稀に見る優勝争い、CL争いが繰り広げられた中で順位は本来のセリエのパワーバランスに落ち着いたかなという印象。

では各チーム毎にみていきましょう。

優勝:ユベントス  70点くらい。
無事に7連覇を達成。今シーズンはドグラス・コスタやベルナデスキなど個で局面破壊をできる選手を中心に補強。2チーム分の戦力を抱えていた。
しかし前半戦はインテルに、後半戦もナポリに首位を取られ、首位にたった後のナポリとの直接対決も負けるなどユベンティーノ的には満足しきれない結果になったのではないか。優勝も戦力充でギリギリ感が拭えなかった。(くま。はインテリスタですが、ユベントス嫌い‼︎ではないです)昨年352と4312に更に4231を組み上げ見事にCL決勝までいったアッレグリも、今シーズンは特徴的な新戦術はなかった。それでもピャニッチのフィットや、交代で暴れるコスタ・クアドラード・ベルナデスキらドリブラー、そしてディバラ。個で押し切るレアル化でノルマになっている優勝を手繰り寄せたので、70点くらいに。

2位:ナポリ  90点
サッリ体制3年目にして、セリエ…いや世界でも有数の美しいチームになった。ペップ・シティにも劣らないロンド。細やかな連携で逆サイドに空間を作り的確に突く。目立った補強はなかったものの、戦術浸透を広げ、そして深めたことが何よりの補強になった印象。事実3月までは首位に立ち、最後の直接対決でロスタイムに勝利。勝ち点1差のままユーべを最後まで焦らせた。
しかしそれでもインシーニェ 、メルテンス、ジョルジーニョ、ヒサイ、クリバリら換えの効かない選手の息切れがスクデットに至らなかった要因も事実。
来季はサッリが退任、アンチェロッティ就任が決まっているが、既にレイナの退団が決定。ジョルジーニョ、ハムシク、メルテンスら骨格の退団も現実味を帯びる中どのようにスクデットに絡むのか注目だ。


3位ローマ   90点
リーグ3位。これは最低限のノルマを達成したに過ぎないだろう。それでも90点の評価はCLベスト4。(というか、最後あと5分くらいあれば追いついてたよねリバプールに笑)
今シーズンのローマは変革の年になった。
生ける伝説・トッティがいなくなり、新進気鋭の監督・ディフランチェスコ(EDF)をボスに。
リュディガー・サラーと攻守の要を売り、コラロフ・ゴナロンの燻し銀にシック・ペレグリーニら若手を補強。前半戦、主に若手補強陣がパッとせず勝ちきれない試合が続いたことがスクデット争いから脱落となった。それでもCLはアトレティコ、チェルシーに競り勝ちグループリーグ突破。バルサ相手に1stレグ1-3で落とすも2ndレグ3-0で大逆転突破。
リバプールとも最終5-6という馬鹿試合を演じロマニスタの心を弄んだ。EDFの柔軟なフォーメーションの使い分けとローテーションが身を結び、自信となった。冬休み開け以降のローマが、EDF2年目さらに充実した戦力を手にするなら来季のスクデットは充分に考えられる。


4位:インテル  70点
70点。前半戦だけなら100点だったかもしれない。首位を保ちながらもイカルディ を欠いた瞬間8戦勝ちなし。あっという間にスクデット争いから転落した。それでも怪我から戻ったイカルディ と新戦力カンセロと冬から加入したラフィーニャ、そして覚醒を果たしたブロゾビッチ。彼らが機能したインテルの破壊力、得点量でななく得点の質はセリエ1だったと思う。システムや駒の変更をしないスパレッティの頑固さが、結果としてミランダ・シュクリニアル・ハンダノビッチの守備を深めたとポジティブに捉えよう。最後に4位ラツィオとの直接対決に逆転勝利し7シーズン振りにCLを獲得した自作自演シーズン、70点が妥当だろう。(カッコつけてるけど俺の中では120点)


5位:ラツィオ  80点
リーグ最多得点(89点)、リーグ得点王(インモービレ・29G)・リーグアシスト王(ルイスアルベルト・14A)というスタッツで5位という魔鏡セリエA。w
シモーネインザーギの3511システムとカメレオン戦術がセリエで猛威を奮った。デフラを中心にしたDF、フェリペアンデルソンとルイスアルベルトの変幻自在ドリブル、インモービレの得点力、そしてなにより大器・ミリンコビッチサビッチの進撃の巨人アタック。
ナポリとは違う形のロマン溢れる攻撃を提供するエンターテイナーだった。
それでも終盤のインテルの取りこぼしに付き合ってなければ、直接対決前にCLを決めきれていたこと、49失点という逆エンターティナーを考えると少し残念だ。ただ個人的…というか上位陣口を揃えてやりたくないのはラツィオだろうな、ということもあり80点。


6位:ミラン  …40点くらい?
ミラニスタの皆さんには先に謝りたい。
別にくま。は自チーム好きだけど、ライバルチーム別に嫌いじゃないから、悪意はない。

それでもチャイナの爆買いに「スクデットあるで!」から、モンテッラ解任ガットゥーゾ中期までに「まぁCLは…」、ガットゥーゾ後期「なんとしてもEL!」という下方修正の繰り返し。
たしかにボヌッチ、ケシエ、チャルハノールらはハマったけど、カリニッチ・シウバ・リカルドと本当に期待されていた奴らがハマらなかったことが痛かったのかな?
そしてこのタイミングでFFP、SA拒否!!!
来季おそらく補強禁止、最悪EL出場権剥奪。

ベル爺に振り回されたあとに、チャイナに振り回されるというギャンブル好きダメ彼と付き合い続けるミランちゃんに、幸せなウェディングはくるのか。



以上が総括です。
これ疲れるなぁ。笑

とりあえず、W杯というフェスを楽しみ、補強の噂に一喜一憂しながら来シーズンを待ちましょう!

そして!CLも含めてアツいセリエに期待しましょう!

ちゃんちゃん

くま。ブロ。

くま。によるブログ。主にサッカーを中心にチーム・個人・試合プレビュー・育成など自由に書いて生きます。

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